観光コース
新神戸駅~神戸北野異人館街~徳島市三ノ宮駅の北側、北野町一帯に異人館街がある。開港から20年たった明治20年(1887)以降になると、経済的に安定した外国人たちは、居留地の山手にある見晴らしのよい北野町一帯に住居を構えるようになった。昭和55年(1980)、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。
「風見鶏の館は、ドイツ人貿易商G.トーマスの自邸として明治42年(1909)にたてられたもので、北野の異人館街にあるレンガの外壁の建物としては唯一のものである。設計にあたったのは、明治30年代後半から大正時代初期に活躍した、ドイツ人建築家のG.D.ラランデである。昭和58年(1983)から3年間かけて解体修理が行われ、築造当初の姿に戻された。」(※)
1階に玄関ホール、応接間、居間、食堂、書斎があり、2階は夫妻の寝室、子供部屋、客用寝室、朝食の間などがある。
「明治36年(1903)にアメリカ総領事H.シャープの邸宅として建築され、昭和19年(1944)に小林秀雄(元神戸電鉄社長)の住宅となった。1980年国の重要文化財に指定された。当時は白い異人館とよばれていたが、1987年からの修理で建築当初の萌黄色の外壁に復元され、この名でよばれるようになった。木造2階建て・寄棟造・桟瓦葺きで、西側の異なる2つのベイ・ウインドー、アラベスク風模様の階段、重厚な暖炉(マントルピース)がその特徴である。」(※)
英国館は西部劇でもおなじみのコロニアル様式の洋館。バロック時代やビクトリア時代の家具調達品など、格調高い室内は見応え十分である。
ベンの家は狩猟家ベンアリソン氏の旧邸。彼が世界各地で射止めた猛獣、珍獣の剥製が展示されている。中でも3m近い北極熊は圧巻である。
パラスティン邸は白と緑のツートンカラーが優しい印象がある。明治末に、ロシアの貿易商によって建てられたもの。1階は喫茶室として営業しており、希望者は2階の案内を無料で見学できる。
学問の神様で親しまれる菅原道真をお祀りする神社。治承4年(1180)平清盛が京都から神戸に都を移し「福原の都」をつくるにあたって京都北野天満宮より勧請して祀られたと伝えられており、古い歴史がある。以降、神社周辺の地域は「北野町」と呼ばれるようになった。
拝殿は寛保2年(1742)に建立され、神戸市の伝統的建造物に指定されている。
北野異人館街散歩の後、新神戸駅で札幌に住む息子家族と合流し、ここから明石海峡大橋を渡り、淡路島を通り徳島へ向かった。
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新神戸駅~神戸北野異人館街~徳島市