散歩コース
吉祥寺駅(JR中央線)~井の頭恩賜公園~吉祥寺駅(JR中央線)吉祥寺駅南口から南へ5分ほど歩くと井の頭恩賜公園に着く。公園は御殿山と井の頭池からなり、面積28万7000㎡余りである。公園地東半部を占める井の頭池がある。広さは池畔とも約14万8500㎡、武蔵野の豊かな湧水池で、源泉が7カ所から湧いていたので「七井の池」ともいわれている。
江戸に入った徳川家康は、江戸城内や城下の飲料水をこの池に求め、神田上水をつくったといわれる。清く澄んだ神田川の水は、江戸の代表的染物である「江戸紫」を染め出すためにも利用されたと伝えられている。
「弁財天は、建久8年(1197)に初代将軍源頼朝が建立したと伝えられ、のち八代当主新田義貞が元弘3年(1333)、鎌倉攻めのとき、この弁財天に戦勝を祈願したともいわれている。そのときの合戦で焼失したままになっていたが、三代将軍徳川家光が再建し、さらに関東大震災で大破したものを昭和4年(1929)に再建し現在に至っている。」(※)
江戸時代、井の頭池は神田上水の水源となり、江戸城内や下町に水を供給した。そのため弁財天は、江戸町民の厚い信仰をうけ、行楽の地としても愛された。
井の頭池は、善福寺池、三宝寺池と並び豊富な水量と優れた水質を有していた井の頭は、かっての湧水口が7カ所あったことから「七井の池」とも呼ばれていた。池の中央に架けられている「七井橋」の名は、ここに由来する。
お茶の水は、井の頭池の西端にうっそうとした木立に囲まれ、かっては地下水が湧き出ていた。江戸時代に著された「江戸名所図会」によると、徳川家康がこの地を訪れ、点茶の水をくんだところからその名が付いたとされている。
野口雨情歌謡碑
鳴いて さわいで 日の暮れごろは 葦に 行々子 はなりゃせぬ
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