散歩コース
原宿駅(JR山手線)~東郷神社~表参道~祥雲寺~広尾駅(地下鉄日比谷線)東郷神社は日露戦争に際し、連合艦隊司令長官として日本海海戦を勝利に導いた東郷平八郎を祀っている。
「東郷平八郎は、弘化4年(1847)薩摩藩士東郷吉右門の4子として鹿児島市鍛冶屋町で生まれ、昭和9年(1934)5月30日88歳で東京麹町三番町で薨去された。幕末は薩英戦争、戊辰戦争に参加し、明治時代には海軍士官となった。25歳から7年間、イギリスのポーツマスに留学し、国際法を学んだ。東郷は、日清戦争では浪速艦長として活躍、明治37年(1904)から始まった日露戦争では海軍大臣山本権兵衛によって連合艦隊司令長官に任命された。」(※)
透塀には、東郷平八郎の生い立ちを説明するイラスト・写真額が展示されている。
海の宮は祭神として海軍、海事、水産関係者及び崇敬社の諸霊を合祀するための神殿である。
昭和20年(1945)月の戦災により、麹町三番町の東郷邸も土蔵一棟を残して一切焼失した。東郷蔵は、昭和23年(1948)5月、麹町はこの土蔵を東郷神社境内に移築したものである。
海軍特年兵之碑は、14歳の少年から志願者を採用した海軍特別少年兵殉国碑である。
香淳皇后御歌
やすらかに ねむれとぞ思ふ 君のため いのちささげ志 ますらをのとも
潜水艦殉国碑は、多大な犠牲をはらった潜水艦の戦時における殉国者の碑である。
表参道は明治神宮の参道としてつくられた通りで、そのときに植えられたケヤキが成長して美しい並木をつくっている。道の両側には、マンションやブティック・喫茶店が並び、ファションの先端をいく街として若者でにぎわっている。
表参道ヒルズは同地の同潤会アパートが再開発されて、商業施設、住宅施設等からなる表参道ヒルズとして平成18年(2006)に開業した。同潤会アパートは、関東大震災の復興を目的に設立された、半官半民の同潤会の建造した耐久・耐火の共同住宅で、当時はモダンさを誇った。
福岡藩初代藩主黒田長政の嗣子忠之が創建した江戸に於ける黒田家菩提寺で、墓地には黒田氏など15家の大名の墓がある。
黒田長政は豊臣秀吉の軍師・黒田孝高の長男。父と同様キリシタン大名で、もともとは織田信長に仕えていた。秀吉の忠実な家臣であったが、秀吉死後は石田三成と敵対し、徳川家康につき、大坂夏の陣では豊臣方と戦った。
祥雲寺の檀家には武家が多かったため、福岡藩主黒田家をはじめとして秋月藩主黒田家など諸大名の江戸菩提寺となっている。
祥雲寺の周辺には、香林院・東江寺など祥雲寺の関連寺院がある。
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原宿駅(JR山手線)~東郷神社~表参道~祥雲寺~広尾駅(地下鉄日比谷線)