散歩コース
東京駅(JR東海道線)~東京駅~丸の内ビルヂング~丸の内オアゾ~行幸通り~岸本ビルヂング~明治生命館~帝国劇場~帝国ホテル~三菱一号館美術館~東京国際フォーラム~東京駅(JR東海道線)丸の内は江戸時代に大名小路と呼び大名屋敷が並んでいたが、明治維新後は、大名屋敷は新政府の庁舎や陸軍兵舎・練兵場等に接収された。明治23年(1890)に陸軍用地を三菱が買収、日清戦争前後から、イギリス風赤レンガ3階建西洋館が並ぶ丸の内オフィス街に変身した。
丸の内駅舎は明治39年(1906)12月15日、日本建築学会の大御所、辰野金吾工学博士と葛飾万司工学士により設計が着手され、同41年3月基礎工事を開始、大正3年(1914)12月14日、6年半の歳月と280万円の経費、延73万にのぼる人達の手により完成した。
【2012年 東京駅プロジェクションマッピング】
平成24年(2012)、丸の内駅舎は創建当時の姿に復原された。戦災で失われた3階部分の外壁を復原するため、戦後2階部分に移されていたイオニア式の柱頭を当初の3階部分に移設した。また、花崗岩の柱頭飾りや、銅の高欄部分はモックアップを用いてディテールや施行方法を検証し、創建当時の意匠を復原された。
東京駅丸の内駅舎保存・復原工事の完成を記念して、超高輝度プロジェクター46台を使用したプロジェクションマッピングは、当時は国内最大規模の試みである。(約9分45秒)
「「鉄道の父」と称され井上勝は、萩藩士の三男として生まれた。15歳から長崎、江戸で学び、文久3年(1863)井上馨、伊藤博文らとともにイギリスに密航し、鉄道と鉱山技術を学ぶ。日本の鉄道建設に最初から関わり、明治4年(1871)には初代鉄道頭となり、明治5年(1872)、新橋・横浜間の鉄道を完成された。」(※)
岡山藩池田家上屋敷の跡地に建てられた丸ビルは、三菱地所保有のオフィスビルで、ビル内にレストランフロアやショップフロアも併設されている。
MARUNOUCHI BRIGHT CHRISTMAS ~北欧から届いたクリスマス with Yuming~(2017年11月8日~12月25日)が開催され、丸ビル1Fのマルキューブには、アーティスト松任谷由実さんの楽曲とコラボレーションしたクリスマスツリーが登場した。
丸の内オアゾは、丸の内にあるオフィスビルにある複合商業施設である。当地は、熊本藩細川家上屋敷があった。
天皇陛下の傘寿記念の「皇居乾通り一般公開」が、平成27年(2015)12月5日~9日の間で行われた。東京駅前から皇居前まで続くイチョウ並木の黄葉が綺麗である。
行幸通りを通り抜ける「山王祭(神幸祭)」の様子です。
岸本ビルヂング辺りは林大学頭邸跡。林家は徳川家康に儒官として仕えた朱子学者林羅山を祖とするもので元禄4年(1691)以降幕府の大学頭を世襲し、湯島聖堂と学問所を管掌・主宰し、林家と呼ばれて重んじられた。
昭和9年(1934)3月に竣工した明治生命館は、戦時中の金属回収、東京大空襲、そして終戦後にはGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に接収された。
西面柱頭部は優雅なアカンサスの葉飾りが柱頭を飾り、西面基壇階にはランタン型照明器具が目を引く。
会議室は終戦後、明治生命館はアメリカ極東軍司令部(FEAF)として接収されたが、接収期間中、米・英・中・ソの4ケ国代表による対日理事会(ACJ)の会場として使用された。
応接室の家具は、インテリアにあわせたスパニッシュ様式で、繊細で美術工芸的に作りになっている。
柱は、吹き抜けの空間にはイオニア式を基調とする26本の角柱が林立している。
帝国劇場は、明治44年(1911)にルネサンス建築様式の劇場であった。「日本レコード大賞」発表会や「年末ジャンボ宝くじの抽せん会場」も行われていた。当地は、鳥取藩池田家上屋敷の跡地である。
明治23年(1890)の創立である。大正5年(1916)に来日した米国の著名な建築家、フランク・ロイド・ライトの設計により、大正12年(1923)本格的な西洋式ホテルが建築された。当地は、備後福山藩阿部家上屋敷の跡地であった。
正面玄関横に、手入れされた美しい石庭が造られている。
フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル旧本館・通称「ライト館」(1923~1967)は世界中から訪れる旅行者に「東洋の宝石」と称された。ライトデザインの特徴である直線の重なりや、様々な幾何学図形の装飾が生かされている。
ボルドーワインを愛したとされる渋沢栄一翁にオマージュを込めて作られたコルクアートで、抜栓済みのコルク2,400個が再利用されている。
明治27年(1894)にジョサイア・コンドルの設計で建設された「旧三菱一号館」が復元され、平成22年(2010)、「三菱一号館美術館」になった。
デジタルギャラリーは、三菱ゆかりの貴重な名品を高精細デジタル画像で公開されている。
東京国際フォーラムは土佐藩山内家上屋敷の跡地に建てられた。
「太田道灌は、永享4年(1432)、室町時代関東管領の一族・扇谷上杉家の家老の家柄に生まれた。本名は資長。幼い頃から才気煥発で、父の資清(道真)から「知恵のある者はつい偽りを用いてしまうものだが、それは災いのもとだ。障子はまっすぐでないと立たないように、つねに真っ正直でいろ」と戒められると、「屏風は曲がっていないと立ちません」と反論した。」(※)
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