散歩コース
長谷駅(江ノ島電鉄)~長谷寺~長谷駅(江ノ島電鉄)【ウメ 2月】
長谷観音で知られる長谷寺は、開基は藤原房前、開山は徳道といわれ、天平8年(736)の創建と伝えられる。
冬至梅は、早咲きの特異種で、「古代青軸」と紅白一対になっている。
放生池と妙智池の2つの池が配され、その周囲を散策できる回遊式庭園となっており、また、境内全域で四季折々の花が楽しめる。
梅が咲く頃には、妙智池畔の河津桜も見頃になります。
【福寿草 2月】
境内には、福寿草の花が見られる。
「福壽地蔵」を祀る地蔵堂がある。
梵鐘は文永元年(1264)の銘を持ち、鎌倉でも常楽寺、建長寺に次ぎ三番目に古い梵鐘です。(現、観音ミュージアムで所蔵)
本尊の十一両観音菩薩像は高さ9mをこす巨大なもので、木造では日本最大級である。室町幕府初代将軍足利尊氏・三代将軍足利義満や江戸幕府初代将軍徳川家康らの信仰も伝えられ、坂東三十三観音の第4番札所として知られる。
阿弥陀堂には、鎌倉幕府初代将軍源頼朝が42歳の厄除けに建立したと伝える、厄除阿弥陀といわれる阿弥陀如来像がまつられている。
早春には、マンサク・ウメ・ロウバイ・河津桜など、春の花々が咲き誇る。
経蔵には輪蔵どよばれる回転式書架に一切経がおさめられている。写経が、経蔵内に末永く納められている。
鎌倉八景のうち「長谷の晩鐘」と謳われた景勝地でもあり、その眺望は、由比ケ浜はもとより、遠く三浦半島や相模湾をも一望できる。
弁財天像は、弘法大師が廻国修行の折、当山の岩窟に参籠し感得して自ら刻まれた尊像といわれ、江戸時代には「出世弁財天」の名で世に知られている。(現、観音ミュージアムで所蔵)
出世弁財天の代わりに、「福徳弁財天」が祀られている。
弁天窟の壁面には、弁財天とその眷属である十六童子が刻出されている。
宇賀神は日本古来の神で、雨を降らし穀物を育てて私たちに食べ物の恵みをお与え下さる神様で、蛇の姿をしている。水と富みのご利益から弁財天と一体の神として祀られる。
大黒天像は、応永19年(1412)の銘をもつ神奈川県でも最古の尊像です。(現、観音ミュージアムで所蔵)
堂内には「出世開運授け大黒天」や「さわり大黒」が配られ、鎌倉・江の島七福神の1つに数えられている。
書院は写経道場として平成25年(2013)9月に竣工し、当山では毎日写経・写仏ができる。
久米正雄は明治24年(1891)、長野県上田市生まれ、俳人・劇作家。夏目漱石門下の小説家として活躍、鎌倉ペンクラブの初代会長になった。関東大震災の際、長谷寺にて難を逃れ戦中には当山復興にも尽力した。
【アジサイ 6月】
観音山に広がる眺望散策路は、梅雨を迎える頃には「あじさいの径(こみち)」となり、40種類を超えるアジサイの花が楽しめる。
展望台からの眺望は、由比ケ浜はもとより、遠く三浦半島や相模湾をも一望できる。
【紅葉 12月】
養老5年(731)、大和(奈良県)長谷寺の開山である徳道上人の本願に基づき、稽文会、稽首勲と名乗る二人の仏師により楠の巨大な霊木から二体の観音像が三日三晩にして造顕されたといわれる。
境内の紅葉も、昨日の風雨で落ち葉が多くなっていた。
「旅館対僊閣は、明治末期創業の旅館で、現在の建物は明治2年(1927)ごろに建てられた。長谷寺の参道に面しており、奥行きの深い敷地に、三棟の二階建て切妻屋根の建物が東西に並べて建てられ、一階の廊下でつながれている。」(※)
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